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ここでは、症状別にどんな成分が有効なのかを挙げていきます。
・男性型脱毛症(AGA) この症状への有効な成分は、外用薬では「ミノキシジル」と「塩化カルプロニウム」、内服薬では「フィナステリド」です。 ミノキシジルと塩化カルプロニウムは血管拡張と発毛作用、フィナステリドは男性 ホルモンを抑え、抜け毛を減らす作用があります。
・びまん性脱毛症(女性型脱毛症) 女性型脱毛症の基本的な原因は冷えやストレスなど、生活習慣からきていることが多い為、それらを改善する事で良くなる事が多いようです。 しかし、それでも改善が見られないとき、または老化や男性型脱毛症が原因であった 場合は、ミノキシジルの配合された女性用の育毛剤を使用するのが有効です。
・脂漏性脱毛症 イオウ・カシュウ・ビタミンB6が有効成分です。 また、育毛用のシャンプーを使用して頭皮の清潔を保ち、頭皮を健康な状態に整える事も重要です。
・ひこう性脱毛症 ヒアルロン酸、アロエ抽出液、イチョウ葉エキス等、うるおいを補給する成分が含まれているものを選びます。 また、刺激の少ないシャンプーに変える、洗髪の回数が1日2回以上の人は回数を減らす など、頭皮を乾燥させない工夫も必要です。
・円形脱毛症 原因がはっきりするまでは、育毛剤などの使用はしないでおきましょう。 十分な栄養と休養、ストレス回避でも改善が見られない場合は、医療機関を受診 しましょう。
その他、頭皮に炎症やかゆみがある場合は塩酸ジフェンヒドラミンやグリチルレチン酸が入ったものが有効です。
一つの育毛剤だけで改善を試みるよりも、複数の商品を組み合わせた方が相乗効果が期待でき、より良い結果を引き出せると言われています。
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